危険性のある頭痛

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危険性のある頭痛の原因・症状

クモ膜下出血

今まで経験したことのない、頭をバットや金棒で殴られたような激しい痛みが、何時何分というくらい突然起こります。吐き気や激しい嘔吐を伴い、意識が遠のくことがあります。

脳を表面を覆っている薄い膜であるクモ膜と脳のあいだの狭いすきまに出血が起こる病気です。クモ膜下出血は、発病1〜2日で約3分の1が死亡する病気といわれています。仮に1回目の出血で死亡を免れた場合でも、再発の危険性が多く、1〜3週間以内に2度3度と出血を繰り返すことがあります。

前駆症状として複視(物が二重に見える)などを訴えることもありますが、多くは突然激しい頭痛と嘔吐の発作が起こり、意識が混濁します。意識が回復した場合は、しきりと頭痛を訴えます。重い症状の場合には深い昏睡、けいれん、呼吸困難となります。


脳出血

突然頭痛が起こり、徐々に痛みが強くなっていきます。吐き気や嘔吐、手足がしびれる、力が入らない、ろれつが回らない、めまいがする、などの症状を伴うことが多く、意識がだんだんなくなってきます。


髄膜炎

37〜39℃の発熱とともに頭痛が起こってきます。風邪のときとはちがい、頭痛はどんどん強くなり、体を動かしたり、頭を振ったりすると頭痛が強くなります。うなじが硬くなり、吐き気や嘔吐を伴います。

発熱および首から後頭部にかけて強い痛みが起こります。うなじが硬くなって(髄膜刺激症候)、重症の場合には意識障害が現れます。

最も多いものはウイルス性髄膜炎で、頭痛は数日でピークに達します。意識障害はあっても軽度で、約2〜3週間の経過で症状はよくなります。一方細菌性髄膜炎では頭痛、発熱に引き続き、痙攣、意識障害、吐き気、嘔吐などが急激に出現します。

脳神経麻痺や水頭症をきたすこともあり、ウイルス性髄膜炎に比べて重篤です。
また、結核性髄膜炎や真菌性髄膜炎は比較的少ないですが、診断が遅れると重篤になります。しばしば、難聴、失明を残す場合もあります。


脳腫瘍

頭の全体あるいは、一部分が重く感じられたり、鈍痛が続き、それが徐々に悪化したり、手足の麻痺やけいれんを伴う場合には、脳腫瘍の疑いがあります。吐き気や嘔吐を伴ったり、せきやいきみ、頭を前に下げるなどの動作で頭痛が悪化することがあります。

脳腫瘍は脳に発生する腫瘍の総称。
脳に腫瘍ができると、その分正常な脳が圧迫されることにより、脳の圧迫症状が出ます。脳は、どの部分においても、かならずそれに対する神経機能をもっていますので、その部位が腫瘍によっておかされると、その部位に特有な神経局所症状を現すことになります。

脳圧迫症状として、頭痛、嘔吐、鬱血乳頭(眼底のはれ)の3つの徴候があります。 局所症状は、腫瘍のできる部位によってさまざまではありますが、けいれん、半身の運動・感覚麻痺、視力障害、内分泌障害、聴力障害、眼球運動障害などがよくみられます。意識障害、精神障害、運動失調などが起こることもあります。

脳腫瘍においては、これらの症状が自然に改善されることはほとんどなく、つねに進行していくことが特徴です。

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