群発頭痛は、緊張型頭痛や片頭痛と比べて患者数が少ないため、聞きなれないかもしれません。この名称は、群発地震のようにある期間に集中して頭痛が起こるところからつけられました。一般にはあまり知られていない頭痛ですが、痛みの強さは桁ちがい。「群発期」と呼ばれる頭痛発作が起こる時期は2年に1回から毎年1〜2回という人が多いようです。
群発頭痛は、片側の目の奥に起こる激しい痛みに特徴があります。
その痛みは、“目の奥をえぐられるような”とか“柱に頭をぶつけたくなる”と表現されるような激しいものです。
この痛みは、片頭痛のときと同じように、血管が拡張してその周囲に炎症が生じ、三叉神経を刺激するために起きるものですが、群発頭痛の場合は、目の奥の太い血管に炎症が起こります。
そのため、その血管の周りにある交感神経や副交感神経も刺激されて、目が閉じるように細くなったり、涙が出る、目が充血する、瞳孔が小さくなる、鼻水が出るなどの、随伴症状を起こします。これは、群発頭痛に特徴的な症状でもあります。
・男性に多い
・痛くなるのは、いつも決まった片側
・痛みはかなり強烈で、目の奥をえぐられるようだったり、痛くてじっとしていられないほど
・痛みの持続は15分〜3時間で、その時間が経過すれば消失する
・ひとたび起こると1〜2か月の間は連日痛みが起こる
・痛みは深夜2時頃など、決まった時間に現れやすい(不定期のこともある)
・頭痛がある間、痛みがある側の目が充血したり、涙が出たり、鼻水が出たり、額に汗をかくなどの症状を伴う
群発頭痛が起きてしまったら、早い段階で酸素を吸入するのが効果的。酸素を多く吸うと、頭部の動脈が収縮して痛みが和らぐ。
純度100%の酸素を毎分7リットル、約10〜15分吸入すると効果的だといわれています。
薬による治療では、主に血管収縮作用のあるものが使われる。例えば、酒石酸エルゴタミンを主成分とした、カフェルゴット、クリアミンAといった薬品である。ただし、発作が起こってからでは効果が乏しいため、頭痛が出そうな1時間くらい前に飲むのがいい(毎日頭痛の出る時間は、だいたい決まっていることが多い)。
エルゴタミン製剤の服用は、睡眠中に起こる発作の予防に効果があります。
予防薬としては、副腎皮質ホルモン、カルシウム拮抗薬、リチウム療法などが代表的。リチウム療法は躁うつ病の治療に用いられるが、群発頭痛にもかなり有効的。いずれも市販薬ではないので、医師の診察を受け、処方してもらうこと。
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